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素泊まりのお楽しみ、「市場の食堂 金目亭」で下田の朝ごはん 【下田ベイクロシオ公式マガジン】

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下田で素泊まりした日の朝ごはんを探すなら、「市場の食堂 金目亭」へ。金目鯛の水揚げ量日本一を誇る下田市魚市場に隣接する金目亭は、金目鯛をはじめ市場直送の新鮮な魚をリーズナブルに味わえる人気の食堂です。営業時間は午前7時から休憩をはさんで午後3時まで。下田ベイクロシオからは徒歩約10分で行ける立地にあり、素泊まりの方の朝ごはんはもちろん、ランチにもぴったりです。

金目鯛の鮮度日本一!?下田ならではの朝ごはんとランチ

2014年5月にオープンして以来、客足が途絶えない金目亭。

下田市魚市場の場内から徒歩約1分。目の先で水揚げされた魚をいち早く食べられると、地元の人をはじめ、観光客、そして漁師や漁業関係者も通う金目亭。人気はやっぱり、下田の名産魚である金目鯛です。

「今日水揚げされた金目鯛が各地に出荷されるのはお昼ごろ。都内の場合、翌朝の競りを経て、お客さまに出されるのは早くて明後日のお昼ごろじゃないかな。それが、うちでは当日のお昼ごはん、翌日の朝ごはんで食べられるよ」と話すのは、料理長の上野健一さん。直接競りには参加しないものの、上野さんは毎朝市場に出向き、購入する魚を自身の目で選んでいます。いい魚を新鮮なまま味わえる。なかでも金目鯛の新鮮さは日本一のレベル。それが金目亭の強みです。

観光客の中には、金目亭をお目当てに遠方から下田に来る人もいるほど。予約不可で週末は行列必至のため、平日の朝にたずねるのがおすすめです。

11時からの昼の品書き「地魚刺身定食」(1,920円)の内容は、水揚げ状況次第。下田の豊かな漁場を伝えるラインナップ。

朝7時から金目鯛の煮付が食べられる

「極上金目煮付定食」は刺身2点付で1,920円。

朝7時から9時半の間に食べられるのは、「極上金目煮付定食」「三色金目丼」「朝定食(鯵のたたき丼)」の3種。そのうち「極上金目煮付定食」は、お客さまの「朝も煮付けを食べたい!」という声にこたえて追加されたメニューです。

とろみと照りをまとった金目鯛の煮付は、濃厚な旨味と上品な甘さがあり、ふっくらとした肉厚な身は食べ応え満点。旨味と脂を吸った煮汁をごはんにかけると、最後の1粒までおいしい。食後の多幸感と満足感に、リピーターが多いのも納得の絶品の「市場めし」です。「味付けはシンプルに酒、しょうゆ、砂糖、みりんのみ。モノを言うのは、火加減と煮詰め方、それに金目鯛の鮮度。一年中獲れる金目鯛だけど、6月ごろと11月ごろはとくに脂がのっておすすめです」

「朝定食(鯵のたたき丼)」(880円)も朝の品書きのスタメン。

下田の人々の努力で高級魚となった金目鯛

水揚げされた金目鯛で赤く染まる下田市魚市場の朝。

金目鯛はタイではなく深海魚。下田で金目鯛がよく獲れるのは、伊豆半島の沖合に海底山脈が連なり、金目鯛が好む斜面が形成されていること、また、海底山脈と黒潮がぶつかることでプランクトンが多く発生し、金目鯛のエサとなる小魚を育んでいるからなのだそうです。

「今は祝い魚、高級魚として知られている金目鯛だけど、もともとはいわゆる鍋魚だったんだよ」。水揚げ後の深海魚はほかの魚に比べて傷みやすいため、金目鯛は地元周辺のみで親しまれる大衆魚でした。それが、技術の向上で鮮度が保たれるようになり、さらには脂がのったおいしい魚だと見直されたことで、一躍高級魚に。本格的にブランド化されたのは、今から50年ほど前。「丁寧に扱おう」という努力を続けてきた仲買人ら漁業関係者、それをおいしく食べてもらおうと腕を磨いてきた料理人も金目鯛のブランド化に貢献しました。

金目鯛のなかにも格付けがあり、最上級は一本釣りの日戻り漁で獲った「地キンメ」。ほかには、大型船が10日ほどかけて大量に獲った「沖キンメ」などがあります。魚体の傷が少なく鮮度が高い地キンメは、なかなか出回らないことから幻の魚ともいわれていますが、金目亭で食べられる金目鯛は、主には地キンメ。上野さんは「地キンメをこんなに安く食べられるところはないよ」と胸を張ります。

この日に水揚げされた金目鯛は約4.5t。

金目鯛に真剣な眼差しを向ける仲買人たち。

金目亭の板場から下田の豊かな自然を伝える

「先輩板前には腕を、漁業関係者には目を鍛えられました」と上野さん。

10代で料理の世界に入った上野さんの板前歴は、50年ほど。横浜で経験を積んだのちに下田を板場に選んだのは、食材の豊富さ、新鮮さに惹かれたからでした。特に下田の魚の鮮度には驚いたといいます。人の暮らしに必要不可欠だという理由で「食」を仕事に選んだ上野さん。より良い食を求めた先にあったのが下田だったのです。料理人としてうれしいのは、お客さまから「おいしい」のひとことが聞けたとき。下田の自然に感謝する瞬間でもあります。

ほかの第一次産業同様に心配なのは、漁業関係者の後継者不足。昔に比べて出漁船数も漁師のなり手も少なくなり、金目鯛の水揚げ量は80年代をピークに減少傾向にあります。下田の漁業を支え、その先の景色をつくっているのは、沖に出る漁師、それを支える伊豆漁業協同組合のスタッフ、仲買人、そして料理人たち。下田の漁業を未来にリレーするのも、彼らにしかできないこと。それぞれの持ち場で自分の仕事に誠実に向き合うことが下田の漁業の継続につながると信じて、上野さんは板場に立っています。

海を眺めながら食事ができるのも市場内ならでは。

「市場の食堂 金目亭」は、下田ベイクロシオから徒歩約10分です。素泊まりのお客さまはぜひ、金目亭までの海沿いの眺めとともに下田ならではの朝ごはんやランチとしてお楽しみください。

下田ベイクロシオでは、素泊まりでご宿泊のお客様にも、下田の町を楽しんでいただけるよう、周辺の食事処や立ち寄り先をご案内しています。

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