人の笑顔が人を呼ぶ、下田のコミュニティスペースを目指して

開放的なファサードで街とシームレスにつながっているGelateria Amore。駐車場完備で車での来店も可能。
伊豆急下田駅から南に向かって徒歩約7分、下田ベイクロシオからは徒歩約15分のところにある「Gelateria Amore」は、地元をはじめ国内外からのお客様で賑わう“滞在型”ジェラート店。見通しがいいオープンカフェのような佇まいです。
「Gelateria Amoreをつくると決めてから、イタリアまでジェラート店めぐりに行ったんです。そこで見たジェラート店は、売店というより自然と人が集まる街の憩いの場でした。ここもみんなの居場所になるような、そんな空間にしたくて」と話すのは、店主の久保田翼さん。店内には子どもの笑顔も。
その思いは大きな間口に反映され、おいしそうなジェラートやそれを前にしたお客さまの笑顔が、通りを歩く人を呼び込むこともあります。

店主の久保田さん。サーフィン好き、自然好きが高じて下田に移住後、Gelateria Amoreをオープン。
下田の“おいしい”をジェラートに

有機農法で育った牛の低温殺菌牛乳を使った『アモーレミルク』。生乳本来のコクと自然な甘みを味わえる。ジェラートのカップかコーン(+100円)かは、お好みで。キッズサイズ(500円~)もある。
外浦海岸の海水でつくられる天然塩「シモダソルト」や地元の改装を食べて育つ鶏の卵「下田ブルー」、松崎町の無農薬桜葉に、蜂蜜、ブルーベリー、柑橘類など。地元の食材を使ってつくったフレーバーは常時約10種類あり、その中からダブル(650円~)かトリプル(730円~)を選べます。どのフレーバーも口当たりはさっぱりしていながら、素材そのものを食べているような濃厚な味わい。「しあわせ!」という言葉がフィットするおいしさです。
「下田の魅力は海、川、山といった自然。それをジェラートで表現してみたいと思ったんです。ジェラートって地域色が出せる土着的なスイーツなんですよ。」久保田さんにとって、ジェラートのフレーバーは下田の魅力発信の手段でもあります。
水は下田観音温泉の温泉水。合成保存料、合成着色料、乳化剤は不使用なのもうれしい。定番以外は日替わりで、その日にどんなフレーバーに出会えるかは、旬やジェラティエーレ(ジェラート職人)のアイデア次第だそう。新しいフレーバーに出会えるのも、選んだフレーバーが混ざり合ってできる一期一会の味もGelateria Amoreの楽しみです。

ショーケースはジェラートの品質を保つ「ポゼッティ」。「イタリアではポゼッティを使っているのがgood gelatoの証なんです」
南国のカフェをイメージした「PARADISE COFFEE」

書道家でもあるPARADISE COFFEEの店長・浅川紫雪さん(右)と芸者でもありレギュラースタッフでもある久保田奏さん(久保田さんの娘さんです!)
Gelateria Amoreから大川端通りを北に向かって歩くこと約2分。昭和レトロな店構えのカフェ「PARADISE COFFEE」は、Gelateria Amoreに続く久保田さんの挑戦。船舶無線の会社事務所だったところを改装したという川沿いになじんだカフェは、下田のローカル感を守りながら新しい風を起こしています。
「僕もそうですが、下田に南国のイメージを抱いている人は多いと思うんです。そのイメージに沿ったカフェをつくりました。店内に流れるゆるやかな空気と自由なコーヒーテイストはタイのカフェを参考にしています。」と久保田さん。
「タイってカフェが独自に発展していてガラパゴス化しているんですよ。豆とフルーツを一緒に発酵させてフレーバーコーヒーをつくったり。かしこまっていない、フリースタイルでコーヒーを楽しめるカルチャーがある。それが南国らしくていいなあと思って。日本ではあまり見られないですよね。」

オレンジジュースにエスプレッソを加えた「Orange coffee」(800円)。苦みと酸味の組み合わせがクセになりそうなシグネチャーコーヒー。

浅川さんのラテアートがかわいい「Cafe latte」(700円)。「Pour-over」(ハンドドリップコーヒー)(700円~)は厳選された焙煎豆から選べる。仕入れ先は知る人ぞ知る南伊豆の名店「moksa coffee(モクサコーヒー)」で。

Wi-fiが自由に使える店内はワーケーションにも使える。窓からは港につながる川が見える。店内には6人掛けのテーブルも。
「ないものは、つくれる」のPARADISE哲学

PARADISE COFFEEにはDJブースも。
PARADISE COFFEEでは、月に一度パーティーを開催しています。この日はレゲエ、ハウス、HIPHOPなどのDJやキッチンカーを呼んで盛り上がる、いつもとは違うきらびやかな夜に。
「パーティーをやりたいと言い出したのは私なんです」と奏さん。「下田は夜が早いのと、夏以外は閑散としているのがさみしくて。人が集まるようなイベントができないかなと思ったんです。」
静かな下田の夜が人と音と光で賑やかになる月に一度の夜に、「ないものはつくればいいんだ」と実感した奏さん。「教えてくれたのは父の背中です」
下田が活気づくようなお店や場所をどんどんつくりたい。だけど、ひとりで全部はできない。それなら、Gelateria AmoreやPARADISE COFFEEを訪れた人たちが、「自分もやってみたい、自分もできそう」と思える場所にしようーー。そんな思いを胸に、久保田さんは下田での挑戦を楽しんでいます。

「Gelateria Amore」と「PARADISE COFFEE」は、伊豆急下田駅から徒歩約7、8分、下田ベイクロシオからは徒歩約15分。ご宿泊時の立ち寄りにぴったりなスポットです。また、PARADISE COFFEEのパーティーの際は、ぜひ下田ベイクロシオにご宿泊ください。
下田ベイクロシオでは、素泊まりでご宿泊のお客様にも、下田の町を楽しんでいただけるよう、周辺の食事処や立ち寄り先をご案内しています。
